連日の異常な夏日でまいっているママさんパパさんも多いですよね。
同時に、お子さんのカラダも暑さには敏感に反応しています。
とにかく「水分水分!」と思いがちですが、水分補給だけが夏バテを防ぐ方法ではありません。
“夏バテを防ぐための有効な対策“が実はあるのです。
正しい対処法を知って子供を熱中症から守りましょう!
子供を夏バテさせないための原因と対策
★子供の熱中症は“夢中症“でもある
トコトコ独り歩きができるようになると、こどもは元気いっぱい。
まるで親の声が届いていないかのようで目を離すスキがありません。
こどもたちは目の前のことが刺激的すぎて休むことなんて論外!
次々目に入ってくることに忙しくて動きっぱなし。夢中なんですね。
すごしやすい気候の時ならまだしも、夏場の暑さにこのハイペースで遊んでいると子供のカラダはオーバーヒート。
まだ自分のカラダの熱さや水分補給のタイミングがわからず、熱を溜め込んだままの結果「熱中症」や「夏バテ」を起こしてしまうのです。
“子供は大人よりも熱中症になりやすい“という話がありますが、こんなことも原因です。
★子供が夏バテしやすい原因は他にも
甘いものや清涼飲料水ばかりはNG
気温が暑いとどうしてもこどもたちは「ジュースが飲みたい」「アイス食べたい」とせがみます。
ついつい思いのままに食べさせてしまうと糖分をたくさん摂ってしまうことに。
すると糖分の代謝に必要な「ビタミンB1」がどんどん失われていきます。
「ビタミンB1」が食事からとれていないと、糖分代謝バランスが悪化。
夏バテの症状を加速させる原因になります。
汗をかかないことも実はNG
夏はどうしてもクーラーの効いた室内で過ごすことが日常。
普段から汗をかくことが少なくなったこどもは、発汗の機能が弱まっています。
本来人間は汗をかくことで“体温を調節”する生き物です。
発汗機能が弱いこどもたちは、急激な気温の変化に対し“汗で調節”することができません。
こどもが夏バテしやすい原因のひとつが「普段から汗をかかない」こと。
日常的に外で自然に汗をかくことは、体温調節の良い訓練なのです。
★夏バテしないための5つの対策
出典:PR TIMES
1,水分補給は水より「スポーツドリンク」で
夏場にたくさん汗をかくと「塩分」や「ミネラル」が失われます。
その成分はお水だけでは補給できません。
アミノ酸なども含んだ「スポーツドリンク」で外出先でも瞬時に栄養補給できるというのは大きなメリット。
ここでも、甘いジュース系の飲み物は極力避けてください。
失われた栄養分を補給できないばかりか、ビタミンB1を使うばかりで栄養分を補えません。
2,「ビタミンB」の栄養を意識した食事
何度も登場した糖分代謝に必要な「ビタミンB1」。
夏バテを防ぐためのキーポイントになる栄養素を含んだ食事を意識しましょう。
代表的な食品は、
- 豚肉
- うなぎ
- ナッツ
- 胚芽米
などです。
「煮たり」「蒸したり」すると栄養分が逃げにくくおすすめ。
お子さんにもちょうどいいレシピを見つけて“我が家の夏定番”にするといいですよ。
3,普段から自然に汗をかく習慣づくり
“汗をかく力“をこどもが持てるように、外遊びも大切。
外遊びは毎回でなくとも構いません、バランスが重要です。
冷房の効いた部屋にばかりいては、いざ外に出たときに体温調節ができず熱中症のキケンが増えます。
外で遊んでたくさん汗をかく時は、
- こまめな水分補給
- 帽子で日よけ
などママパパがしっかり見てあげながら遊べばこどもも楽しく夏の汗をかけます。
4,良く遊んだ日や夏バテ気味の日はたっぷりの睡眠を
こどもにも“だるい”という感覚はあります。
うまくコトバで伝えられないだけで、それが“夏バテ”が原因であることも多いものです。
特に外でたっぷり遊んだ時などはカラダが疲れています。
ここで睡眠が十分でないと、疲れが長引いて夏バテにつながりかねません。
すくすく成長するこどものためにも十分な睡眠時間を心がけましょう。
5,外遊びのリズムや食事・睡眠の正しい生活習慣を作る
無理せず「土日に1回、平日1回」でも外で遊ばないよりは十分。
外で思いきり遊ぶ楽しさを感じて汗をかくことも子供には必要です。
そして“外遊び・食事・睡眠“のタイミングがばらばらでは体調も安定しません。
基本の生活習慣が乱れないように気を配ることも「夏バテ予防」につながります。
★まとめ
「こどもを夏バテさせないための原因と対策」いかがでしたでしょうか?
- 汗をかいた時の水分補給は「スポーツドリンク」
- ジュースや甘いものを控え、ビタミンB1を摂取
などいくつかポイントがありましが、
なにより“自然に汗をかいて過ごす”ことが正解といえるかもしれません。
昔のこどもより“汗をかく機能が低下している“といわれる現代っ子。
「汗をかく(水分補給)・食事・睡眠」など、基本を守って元気よく遊ぶこと。
ご紹介した方法を意識して「子供の夏バテ対策」をがんばってみてください!