生後7ヶ月の赤ちゃんの子育て基礎知識!ずりばい・歯磨きのスタート

生後7ヶ月の赤ちゃんの画像

半年を過ぎておすわりにも慣れ、両手を自由に使える生後7ヶ月目の赤ちゃんは動く気持ちでいっぱいです。

いろんな物を手にとって、よりとおくにあるものをつかもうと「ずりばい」をはじめる赤ちゃんも見られます。

歯が生え始めてくるので「歯磨き」の習慣をつけるのもこの頃。そんな生後7ヶ月赤ちゃんの特徴をたっぷりご紹介します。

 

生後7ヶ月の赤ちゃんの変化

◆物をつまむ、髪を破るができるように

生後半年くらいまでは”物を握る”ことしかできなかった赤ちゃんですが、この頃になると指を使って「物をつかむ」ことができるようになります。

また、左右の手を別方向に動かすこともできるようになるので「紙を破る」様子も見られます。

片方の手で体を支えながらもう一方の手でおもちゃをつかむなど、動きがどんどん多彩に複雑になっていきます。

 

おすわりができうようになると見える景色がグンと広がったことで、自分からおもちゃを取ろうとして動くことも。

「おもちゃが取りたい!」と手を伸ばして体重を移動、もう一方の手も伸ばすという繰り返しが”ハイハイ”につながっていきます。

でも急ぐ必要はありません。いつもより少し遠い位置におもちゃを置いて反応を見てみる程度から見守ってみましょう。

 

◆歯が生えてはじめての歯磨きがスタート

生後7ヶ月ころになると、下の方の前歯が2本生えてくる赤ちゃんが増えてきます。

歯が生えることはママやパパにとっても嬉しいものですが、生えたばかりの歯はとても虫歯になりやすいので要注意。

さらに「歯磨き嫌い」にならないように楽しく歯磨きすることがこの時期の大切なポイントです。1本目の歯が生えたらすぐに歯ブラシを用意して楽しく磨きましょう。

 

◆スマホ・リモコンなど大人の触るものに興味

ママやパパがよく触るスマートフォンやリモコンなどにも興味を示してさわりたがります。

安全な範囲でさわらせたり遊ばせるくらいであれば問題ありませんが、少しでも危険のあるものは避けるようにします。

 

◆大泣きや人見知りなど、心の成長も

自分の思った通りにならないことで大泣きする、といった行動も見られるように。

自己主張の仕方によって”優しい・繊細”などその子の個性が少しずつ分かるようになってきます。

同時に人見知りする赤ちゃんも多い見られますが、自然なことなので大きな心配はいりません。

まれに人見知りをまったくしない赤ちゃんもいますが、個人差のあることなので他に大きな心配点がなければ様子を見ましょう。

 

気になる生後7ヶ月赤ちゃんのいろいろQ&A

Q.「ずりばいをしないのは大丈夫?」

ずりばいをしないことが大きな問題ということはないので大丈夫です。

赤ちゃんにも動きの好みがあり、例えば「うつぶせ」が嫌いな赤ちゃんは寝返りでうつぶせになっただけで泣いてしまうなんてことも。

言葉で伝えることができませんから毎日の様子から赤ちゃんの好みを判断するしかありませんが、健診で問題なければずりばいができるまでゆっくり見守ってあげましょう。

 

Q.「おすわりは放っておいてできるようになる?」

多くの赤ちゃんは、寝ている状態から自分でおすわりするということはできないもの。

ママが抱き上げておすわりの体勢にしてあげることが必要です。

首がすわって寝返りできるようになって腰・背中がしっかりしてからサポートするようにしましょう。

おすわりの体勢を繰り返すうちに自分でもできるようになっていきます。

 

Q.「赤ちゃんに日焼け止めは必要?」

赤ちゃんにとっても紫外線はいいものではありません。日焼け止めを使うのもひとつの方法ですが、合わないと赤ちゃんの肌が荒れてしまうこともあります。

ちょっとした買い物や散歩程度であれば、大きいつばのついた帽子・ベビーカーの日よけなどで対策し、日陰を歩くなどでじゅうぶんです。

旅行で日差しの強いエリアや海に長時間滞在するなどの特別な場合などで日焼け止めを使うようにしましょう。

 

Q.「かなり汗をかくのはふつうのこと?」

大人に比べると赤ちゃんは新陳代謝が活発で、体内の水分量も多いので汗をかきやすいのは当然です。

少し動いたり外の気温が高いだけでビショビショに汗をかく赤ちゃんも、実際には問題ない体の生理作用ですから心配いりません。

汗をかいたままでは気持ち悪いですし、体が冷える原因にもなるのでこまめにふいたり着替えさせてあげましょう。

 

Q.「抱っこしてあげないと深く寝てくれない時の対応は?」

抱っこして上げていないとスムーズに寝てくれない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの睡眠タイプにも必ず個人差があるので、大人の思った通りに每日寝てくれるというのは難しいでしょう。

しかし毎晩ずっと眠るまで抱っこしているというのは現実的ではありません。

完璧な方法はありませんが、抱っこして熟睡した状態になってから布団に置いてあげる方法もおすすめです。

我が子が寝やすい方法を試行錯誤しながら探っていきましょう。

 

Q.「ウンチが固くてつらそうな時は?」

赤ちゃんにとってこれまでの栄養はミルクや母乳などの液体だけでしたが、離乳食で固形物にチャレンジすることになります。

子供によってはウンチが固くなってしまい、出すときにつらそうな子もいます。

そんな時はフルーツやヨーグルトなどを食べさせてあげると、スムーズに出しやすくなります。

食べ物を変えてもつらそうな場合は小児科に相談してみましょう。※赤ちゃんの便秘は回数ではなく、スムーズに出せるかどうかが判断目安です。

 

生後7ヶ月の赤ちゃんは体重の増加もいったんゆるやかになるので、少しスリムになったようにも見えます。

行動が増えるとともに見た目も今まで以上に愛らしくなります。成長を見守りつつたくさんかわいがってあげましょう。

 

参考文献:主婦の友社「はじめてママ&パパの育児」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る