片付けできない子供が積極的にやる気を出す方法をご紹介。
親がほめ方を工夫することで子供がスムーズに行動するようになります。
「どうしてウチの子は片付けできないんだろう」と真剣に悩むママパパ必見の子供を絶対やる気にさせるほめ方のコツをご説明します。
子供が片付けをできないのは“嬉しいことじゃない”から
- 「早く片付けなさい!」
- 「なんで片付けできないの!?」
いつまでも片付けをしない子供にイラッとしてこんなコトバをかけていませんか?
お片づけできなかったのはよくありませんが、これでは子供にとって片付けが“怒られるネガティブなこと”という認識になってしまいます。
“怒られるからやろう”とは人間なかなかならないもので、“あぁまた怒られるいやだな”とずるずる先延ばしてしまうわけです。
「遊ぶことが1番楽しい、片付けはめんどくさい」。 これは大人も子供も同じ。単調でつまらないことでも自分でできるようにするためには“ご褒美”が必要。
「片付けをするとほめられる」というご褒美が一番効果的なのです。
「子供の行動をほめる」を徹底する
「ほめられる」と人は嬉しくなり、ほめられたことに自信を持つようになります。 大人でもほめられると嬉しいものですが、素直な子供ならなおさらです。
- 「おもちゃを箱にしまったらママがすごくほめてくれた」
- 「食器をかたしたらママにもパパにもほめられた」
こうした経験をすると、嬉しくなって“ほめられたからまたやってみよう”と自発的に片付ける強いきっかけになります。 「ママが文句を言ってもできない子」から「自分でできる子」にするためには“ほめる”ことが大切なのです。
片付けできない子供をやる気にさせる“ほめ方のコツ”
ただ「すごいね」と適当にほめるだけでは効果がありません。
“ほめの効果”を最大にするためのほめ方のコツをご紹介します。
1,ほめたりほめなかったりは絶対NG
ママやパパのほめパターンに毎回ブレがあると効果はありません。
“せっかく片付けをしてもほめられない”という経験は子供の片付ける気持ちをなくす原因になってしまいます。
「片付けができたらほめる」というスタンスを決めたら、子供をよく観察して守り抜きましょう。
2,何に対してほめているのか理由を伝える
「すごい」「えらい」だけを連呼しても“何をほめてくれているのか”明確に子供に伝わりません。
- 「おもちゃ自分で箱にしまえたんだね」
- 「お絵かきグッズ全部きれいに戻せたんだね」
など、“何をどう片付けたのがえらかったのか”具体的にコトバにして伝えてあげましょう。
3,片付けができたとその時にほめる
「そういえば昨日お片付けできてえらかったね」といっても、その時の気持ちも記憶も薄くなっている状態ですから気持ちにグッと響くことはなかなかありません。
子供ができたその時を見逃さず、“今お片づけできたんだね、えらい!”と伝えるようにします。
“片付けるとすぐにほめてくれる”という体験だけでなく、ママやパパが自分のことを見てくれてるという安心感にもつながります。
4,片付け以外のこともほめてあげる
片付けだけをほめて着替えや歯磨きなどはほめない、となると他のことを自発的にやらなくなってしまう可能性があります。
日常生活でできた“片付け以外のこと”も同じようにほめてあげましょう。
5,ほめる時は感情をたっぷりこめる
あまり目も合わせず抑揚のないトーンで「えらいねー」などと言っていると、そのどこか適当な感じは子供にも伝わります。
子供と同じ目線になって笑顔で感情たっぷりにほめてあげることが大切です。 抱きしめたり頭をなでてあげるなどをセットでするのもおすすめです。
まとめ
要点は以下の3つにわけられます。
- 子供が自発的に片付ける可能性を信じる
- 片付けた時をできるだけ見逃さない
- 片付けの内容を具体的にほめる
どんな子供でも自分で片付けできる可能性を持っています。
その瞬間を見つけて“ほめて伸ばしてあげる”ことで、お片づけできる子の芽が育ちます。
ママ・パパの徹底したほめるクセが習慣になるまで少し時間がかかるかもしれません。
それでもあきらめずに毎日続けることで子供は変わっていきます。
愛する我が子は「できる子」と信じて背中を押せるのはママとパパです。
苦手なお片づけができた時にはたっぷりの愛情でほめてあげましょう。